松山 逆転で優作先輩下す「面白かった」も黒ウエア“かぶった”

[ 2018年3月23日 05:30 ]

世界ゴルフ選手権シリーズ デル・マッチプレー第1日 ( 2018年3月21日    米テキサス州オースティン オースティンCC=7108ヤード、パー71 )

デル・マッチプレー1次リーグ第1戦、宮里(左)を破り、握手を交わす松山
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 1次リーグ第1戦が行われ、松山英樹(26=LEXUS)は2アンド1で宮里優作(37=フリー)を下した。池田勇太(32=フリー)はロス・フィッシャー(37=英国)に2アンド1で勝ち、小平智(28=Admiral)はラファエル・カブレラベロ(33=スペイン)に2アンド1で敗れた。1次リーグは64選手が4人ずつの16組に分かれ総当たりで対戦。各組1位が決勝トーナメントに進む。

 松山は東北福祉大の先輩・宮里に逆転勝ちした。2人でプレーするのは初めて。ともに上下が黒のウエアで登場し「かぶった」と笑い合ったという。「面白かった。マッチプレーをやっている感じもなかった。お互いにミスもありながらいいプレーもできたので良かった」と頬を緩めた。

 序盤で2ダウンした。しかし7番で1・2メートルにつけると相手の3パットで一つ取り戻した。ともにグリーンを外した8番は奧からのアプローチを30センチに寄せた。9番は第2打を30センチにぴたり。3ホールで逆転した。後半はバーディーを取り合う展開だったが、13番では第2打を50センチにつけて、1アップで迎えた17番で2メートルのバーディーチャンスをものにして決着をつけた。

 左手負傷による離脱から復帰2戦目。「いいパットをずっとしていてドキドキしながら回った」と先輩を称えた松山だったが、アイアンショットの精度が戻ってきたのが大きい。7バーディー、ボギーなしと上々の内容に「アイアンショットも良かったし満足度は結構高い」と話した。

 前週のアーノルド・パーマー招待では第3日に調子が上向いたものの、最終日に乱れた。「先週の3日目みたいに一日だけかもしれないので、つかみつつあるものをしっかりとものにできるようにしたい」。手放しで喜んでいるわけではないが、マスターズ(4月5日開幕、米ジョージア州)に向けて光明が見えたのは確かだ。

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