美帆「気持ちの回復優先」現役続行意向も4年間の覚悟まだない

[ 2018年3月21日 05:30 ]

地元に凱旋し、出迎えを受けるスピードスケートの高木美帆(右)
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 スピードスケートの平昌五輪で金、銀、銅3つのメダルを獲得した高木美帆(23=日体大助手)が20日、今後の競技生活の方向性を熟考する考えを明かした。日本勢初の個人総合優勝を決めたW杯最終戦(ミンスク)から成田空港に帰国し「まだ特に考えていない。少し休んで、自分の気持ちの動く方向に向かいたい。少し時間をもらいたい」と語った。

 すでに現役続行の意向は示しているものの、4年後の22年北京五輪については「また4年間懸ける、と言える覚悟は、まだできていない」と出場への明言を避けている。この日も「次へ向かって頑張っていくための気持ちの回復を優先したい」と説明。漫然と競技生活を続けて燃え尽きるのを避けるためにも、一呼吸ついて今後の方向性を定める予定だ。

 今月上旬の世界選手権(アムステルダム)でも日本勢初の総合優勝。五輪を含めて記録ずくめのシーズンとなったが「(W杯総合優勝は)目指していたわけではない。オマケというか、結果として取れた」と謙そんした。ようやく訪れたオフだが「地元もそうだが、お世話になった方に会いに行きたい」とお礼行脚を計画。まずは身も心もリラックスさせてから、じっくりと競技人生の指針を定める。

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