ゴンザガ大の次戦の相手はフロリダ州立大 第1シードのゼイビアー大が敗退 波乱と番狂わせが続出

[ 2018年3月19日 12:58 ]

ダンクを決めるテキサスA&Mのデービス(AP)
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 男子バスケットボールの全米大学選手権(NCAAトーナメント)は18日に各地で3回戦の残り8試合が行われ、今季のスイート16(ベスト16)が決定。八村塁(2年)が所属するゴンザガ大(ワシントン州)が勝ち残っている西部地区では、第1シードと第2シードがともに敗退するという大波乱が起こった。

 AP3位で地区第1シードのゼイビアー大(オハイオ州)は第9シードのフロリダ州立大に70―75(前半34―32)で苦杯。後半9分すぎに12点をリードしながら終盤でリズムを崩し、勝負どころの残り1分49秒からは無得点に終わった。

 一方、昨季ファイナル4の決勝でゴンザガ大を下して優勝している第2シードの北カロライナ大は、65―86(前半28―42)で第7シードのテキサスA&Mに完敗。3点シュートは31本放ったが、成功したのはわずか6本に終わった。

 この結果、ゴンザガ大は22日の西部地区準決勝で今季21勝11敗のフロリダ州立大と顔を合わせることになった。

 フロリダ州立大はアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)内では今季9勝9敗で8位。昨年11月14日の開幕戦では、渡辺雄太(4年)のいるジョージ・ワシントン大に87―67(渡辺は14得点)で勝っている。

 南部地区では初戦で14点差を逆転してテキサス大に競り勝った第7シードのネバダ大が、第2シードのシンシナティ大を75―73(前半32―44)で撃破。今度は後半9分で22点差を追う展開から試合をひっくり返して上位シード校を2試合連続でなぎ倒した。

 第16シードのチームとして史上初めて第1シード(バージニア大)に勝ったメリーランド大ボルティモア・カウンティー(UMBC)は第9シードのカンザス州立大に食い下がったが、43―50(前半20―25)で敗退。2戦連続の“金星”とはならなかった。

 なお南部地区でも西部地区同様に第1シードと第2シードが敗退。NCAAトーナメントで地区第1シードの2校がスイート16に進出できなかったのは、1981年、2000年、2004年に続いて史上4回目の出来事となった。

 中西部地区でも波乱。4試合しかない「ファースト4(1回戦)」から勝ち上がってきた第11シードのシラキュース大が55―53(前半22―25)で第3シードのミシガン州立大を退け、今大会3戦目も勝ち抜いて2年ぶりにスイート16に進出した。

 22日と23日に行われる各地区準決勝のカードは下記の通り。

 ▼東部地区=(1)ビラノバ大―(5)西バージニア大、(2)パデュー大―(3)テキサス工科大

 ▼南部地区=(5)ケンタッキー大―(9)カンザス州立大、(7)ネバダ大―(11)ロヨラ大シカゴ

 ▼中西部地区=(1)カンザス大―(5)クレムゾン大、(2)デューク大―(11)シラキュース大

 ▼西部地区=(3)ミシガン大―(7)テキサスA&M、(4)ゴンザガ大―(9)フロリダ州立大

 *カッコ内は地区のシード順

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