ゴンザガ大が「スイート16」に進出 八村は自己最多の25得点

[ 2018年3月18日 12:33 ]

勢い余って記録席にジャンプしたオハイオ州立大のジャクソン(AP)
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 男子バスケットボールの全米大学選手権(NCAAトーナメント)は17日に各地で3回戦の8試合を行い、西部地区では昨季の準優勝校で第4シードのゴンザガ大が90―84(前半44―33)で第5シードのオハイオ州立大を下し、4年連続でスイート16(ベスト16)に進出。先発ガードのザック・ノーベルJR(1年)が6本の3点シュートなどでチーム最多の28得点と12リバウンドをマークすれば、シックスマンの八村塁(2年)は25分の出場で自己最多の25得点をたたき出して勝利に貢献した。

 ゴンザガ大は前半で11点をリードしたものの、54―53で迎えた後半の8分29秒、八村がフリースロー(FT)を2本とも失敗すると形勢逆転。9分37秒には4点差、13分58秒では5点差を追う展開となった。

 しかし14分7秒にノーベルJRが3点シュートを決めると、ここからの2分8秒間で連続11点を記録して再逆転。16分15秒には八村がこの日放った唯一の3点シュートをリングに沈めて流れを引き戻した。

 八村はFTを12本中6本外したが、勝負どころの後半残り41秒と14秒では4本すべて成功。残り4秒にはとどめのダンクを決め、1月18日のセントメリーズ戦でマークしていた自己最多得点記録(23)を上回った。

 FTに課題は残ったが、フィールドゴール(FG)は11本中9本成功させて5リバウンドも記録。チーム全体のブロックショット数(4)を1人で稼ぐなどディフェンス面でも貴重な役割を果たした。

 ゴンザガ大は地区準決勝で、第1シードのゼイビアー大対第9シードのフロリダ州立大の勝者(18日)と対戦。いよいよシーズンの正念場を迎えることになった。

 なお東部地区3回戦では第1シードのビラノバ大が第9シードのアラバマ大に81―58(前半32―27)で快勝。南部地区の3回戦では、初戦(2回戦)で第6シードのマイアミ大フロリダを2点差で退けた第11シードのロヨラ大シカゴが、第3シードで強豪カンファレンスのひとつ「SEC」で首位タイだったテネシー大を63―62(前半29―25)で撃破し、2戦連続で番狂わせを演じて34年ぶりにスイート16に駒を進めた。

 18日には3回戦の残り8試合が行われ、「エリート8(ベスト8)」への進出がかかる4地区の準決勝は22日と23日に行われる。

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2018年3月18日のニュース