【玉ノ井親方 視点】立ち合い不安の豪栄道 大関らしい相撲取って

[ 2018年3月18日 09:00 ]

大相撲春場所7日目 ( 2018年3月17日    エディオンアリーナ大阪 )

大相撲春場所7日目 豪栄道(奥)は下手投げで宝富士を破る
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 豪栄道は左差しの相手にちょっと分が悪い。自分の右をうまく差すことができた時はいいけど、差せない時は右からおっつけようとして脇が空く癖がある。ケンカ四つの宝富士戦も先に左を差され、右からおっつけようとした。しかし、押し込まれて体が浮く感じに。とっさに右から小手に振って窮地を脱し、右を差して最後は下手投げ。ご当所ということもあって、攻防のある相撲に館内は盛り上がった。

 ただ、もっと大関らしい相撲を見せてほしかった。今場所は立ち合いがしっくりいっていない感じ。地元ということで上体に力が入りすぎているのかな。足が出ていないし、右差しの自分の形にとらわれ過ぎ。もっと踏み込んで、前に出ていかないと、首位を走る鶴竜との差を広げられてしまうよ。(大関・栃東)

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2018年3月18日のニュース