内村 今年初戦のW杯カタール大会へ「足首の状態は70%くらいまで回復 まずは試合勘を」

[ 2018年3月17日 22:36 ]

昨年10月の世界選手権以来の復帰戦となるW杯カタール大会に向けて出発した内村航平
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 体操男子の内村航平(リンガーハット)が17日夜、今年初戦となるW杯カタール大会(21〜24日、ドーハ)出場のため、成田空港から出発した。内村は昨年10月の世界選手権(モントリオール)の跳馬で、着地の際に左足首を故障。今大会はそれ以来、約半年ぶりの復帰戦となる。今年1月には温暖なオーストラリア・ブリスベンで合宿を行うなど、調整は順調に進んでおり「足首の状態は70%くらいまで回復している。まずは試合勘を取り戻したい」と意気込みを語った。

 大会は種目別で行われるが、内村は床運動以外の5種目のエントリー。「5種目はやらないかも知れない」としながらも、故障の原因となった跳馬については「まだ怖いが、恐怖心を克服するにはチャレンジしないと」と出場を明言した。ドーハは10月に行われる今年の世界選手権の舞台でもあり「何らかのアドバンテージも得られる」と器具の感触や会場、街の雰囲気なども吸収してくる考えだ。

 先月行われた平昌冬季五輪の日本勢の活躍には大いに刺激を受けたそうで「(東京五輪へ)プレッシャーを掛けられましたね」と話した。フィギュアスケート男子シングルを連覇した羽生結弦には「何も言うことがない。ケガをして復帰初戦が五輪。同じことをできるのかと言われればできない。僕にとってはあり得ない」と手放しで称賛。また、選手団主将の大役を担いながら金メダルを獲得したスピードスケート女子の小平奈緒については「主将の立場で金メダルを獲ったのはもの凄く衝撃的」と絶賛した。

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2018年3月17日のニュース