大坂 進化実感8強 第2セット落すも集中力“再点火”し圧倒

[ 2018年3月15日 05:30 ]

テニスBNPパリバ・オープン▽女子シングルス4回戦 ( 2018年3月13日    米カリフォルニア州インディアンウェルズ )

女子シングルスで8強入りを決めた大坂なおみ
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 女子シングルス4回戦で世界ランキング44位の大坂なおみ(20=日清食品)は世界58位のマリア・サカリ(ギリシャ)を6―1、5―7、6―1で下し、8強入りした。準々決勝では第5シードのカロリナ・プリスコバ(チェコ)と対戦する。男子シングルス3回戦で世界109位のダニエル太郎(25=エイブル)は世界47位のレオナルド・マイエル(アルゼンチン)に4―6、1―6で敗れ、16強入りはならなかった。

(第2セット競り落とすも/集中力“再点火”し圧倒!!/) 大坂が8強入りを果たし、悲願のツアー初優勝への階段をまた一つ上がった。「第3セットにもう一度集中できた。そういうプレーができたことがうれしい」。試合巧者のサカリに崩されかけたペースを取り戻し勝利を呼び込んだことに満足感を示した。

 第3セット。相手サーブの第3ゲームに入る前に、大坂が気合を入れるように左手で左の太腿を叩いた。第2セットに失った集中力を再び高める合図だ。深いフォアで攻め、4度のジュースを経て、最後は相手がダブルフォールトを犯してブレーク。一気に畳み掛け、第1セットと同じ6―1のスコアでねじ伏せた。冷静に試合状況や自分を観察する力も身に付き「以前と比べても集中力が高くなっている」とうなずいた。

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2018年3月15日のニュース