一二三 今年初戦、GS大会へ出発、海外武者修行の成果試す

[ 2018年3月14日 05:30 ]

柔道のグランドスラム・エカテリンブルク大会に向けて成田空港から出発した阿部
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 柔道男子66キロ級世界王者の阿部一二三(日体大)が、今年初戦となるグランドスラム(GS)エカテリンブルク大会(17、18日、ロシア)出場のため成田空港から出発し、「海外武者修行で習得したものがあるので、いろいろ試したい。逆技だったり、寝技でも積極的に攻めたい」と抱負を語った。

 昨年の世界選手権とGS東京大会を制したことで、今年9月の世界選手権(バクー)代表は内定済み。大一番へ長期の調整期間を確保したことで、1月にはドイツなどへ単身乗り込み寝技の習得に努めた。以前から取り組んでいる逆技も「練習でも(自然に)出るようになった」といい、実戦での解禁へ機は熟した。「一歩踏み出してかけていく」と敗戦の恐怖心を捨てて新境地を開く。

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2018年3月14日のニュース