須藤元気氏「選手ファースト」訴える 練習場所定まらない伊調に「ぜひうちに来て」

[ 2018年3月8日 11:36 ]

元格闘家で拓殖大学レスリング部監督の須藤元気氏
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 元格闘家で拓大レスリング部監督の須藤元気氏(40)が8日、TBS「ビビット」(月〜金曜前8・00)に生出演。レスリング女子五輪4連覇の伊調馨(33=ALSOK)が、日本レスリング協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを受けたとされる問題で、伊調にラブコールを送った。

 今回の騒動について「少なからず(レスリング協会に)問題はあったと思います。どこの組織でも権力闘争や派閥抗争はあると思う。ただ、そういったところでうまく落としどころ作って仲良くやっていくのが成熟した組織、社会だと思います。そういったところがちょっとレスリング界は難しいところなのかなと思います」としつつ、「やはり選手を大事にしていかないといけない。いち早く伊調選手が気持ちよく練習できる環境を作るべき。選手がやりやすいようにやってあげるのが一番大事。あまり選手はこういった問題に巻き込まないほうがいい」と力を込めた。「(問題解決は)選手ファーストで。協会の人たちはそこを勘違いしないように、選手たちが気持ちよく練習できるようにしていかないといけない」と早期の問題解決を訴えた。

 内閣府への告発状について「伊調選手は一切関与していないとコメントしている。伊調選手の言葉を一番大切にしていかないと、何か複雑になっている」とも。そんな伊調は現在も練習場所の確保に苦労している状況だとされる。「練習相手は絶対に必要。僕はウェルカムですので、ぜひうちの拓殖大学に来てほしい。いつでも待ってます」とラブコール。「僕もぜひ教えてもらいたいぐらい。本当にどこでも伊調選手だったらウェルカムだと思う」とエールを送った。

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2018年3月8日のニュース