ラプターズのプレーオフ進出が決定 ロケッツは17連勝 ペリカンズは10連勝

[ 2018年3月8日 15:43 ]

42得点を挙げたラプターズのデローザン(AP)
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 NBAは7日に各地で7試合を行い、東地区全体1位のラプターズがリーグのトップを切ってプレーオフ進出を決めた。

 敵地デトロイトで延長の末にピストンズを121―119(前半45―59、延長7―5)で下したもので、第2Q途中で17点差をつけられながら盛り返して6連勝。でマー・デローザン(28)が42得点を稼ぎ、延長の残り1・1秒にはデローザンのパスを受けたフレッド・バンブリート(24)がコーナーから起死回生のジャンプシュートを成功させ、これが決勝点となった。

 ラプターズは47勝17敗。勝率では西地区上位の2チーム(ロケッツ、ウォリアーズ)に劣っているが、東地区では9位のピストンズ以下が勝率5割に届いていないため、レギュラーシーズン18試合を残して5季連続の“プレーオフ切符”を勝ち取った。

 ピストンズは4連敗で29勝36敗。31得点のブレイク・グリフィン(28)が第4Q残り0・9秒に同点のシュートを決めて延長戦に突入したが、最後は競り負けた。

 リーグ全体首位のロケッツは敵地ミルウォーキーでバックスに110―99(前半58―46)で勝って51勝13敗。先発の平均身長(197・6センチ)では4・6センチ劣っていたが、ジェームズ・ハーデン(28)が26得点、クリス・ポール(32)が16得点と11アシストをマークし、今季リーグ最長の17連勝を飾った。

 9日の次戦は敵地トロントでのラプターズ戦。昨年11月14日にヒューストンで行われたこのカードでは113―129で敗れているだけに、東地区の首位チームを相手に連勝記録をさらに伸ばせるかどうかが注目されている。

 バックスは34勝31敗。ヤニス・アデトクンボ(23)は30得点を稼いだものの、ここ7戦で6敗目を喫して東地区全体ではプレーオフ圏内ギリギリの8位まで順位を下げた。

 西地区全体4位のペリカンズは敵地サクラメントでキングスを114―101(前半62―44)で退けて38勝26敗。ベンチから出たニコラ・ミロティッチ(27)が4本の3点シュートなどで26得点と10リバウンドをたたき出し、チーム記録に並ぶ10連勝を達成した。

 ただし今季リーグ2位の28・3得点をマークしていたフォワードのアンソニー・デービス(24)が第3Qにリバウンドを争っていた際に左足首を捻挫してダウン。すでにセンターのディマーカス・カズンズ(27)がアキレス腱の断裂で今季の出場が絶望となっているだけに、チームにとっては気がかりな負傷となった。

 キングスは20勝45敗。ベンチから出たバディー・ヒールド(24)が20得点を挙げたものの、ここ8戦で6敗目となった。

 東地区全体3位のキャバリアーズは、敵地デンバーでナゲッツに113―108(前半70―58)で競り勝って38勝26敗。3日に地元クリーブランドで行われたこのカードでは117―126で敗れたが、レブロン・ジェームズ(33)が39得点、8リバウンド、10アシストをマークして敵地でリベンジした。

 ナゲッツは連敗で35勝30敗。208センチのニコラ・ヨキッチ(23)が、故障者続出でセンター不在のキャバリアーズを相手に36得点、13リバウンドを稼いだが、最後はジェームズのオフェンスを食い止めることができなかった。

 この結果、西地区全体の順位では8位クリッパーズ、9位ナゲッツ、10位ジャズがゲーム差なしで並走。プレーオフ最後の切符をめぐる戦いは激しさを増してきた。

 <その他の結果>

ジャズ(35勝30敗)104―84*ペイサーズ(37勝28敗)

*ブルズ(22勝42敗)119―110グリズリーズ(18勝46敗)

*レイカーズ(29勝35敗)108―107マジック(20勝45敗)

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