レスリング パワハラ調査を第三者に委嘱、倫理委で全会一致

[ 2018年3月7日 05:30 ]

倫理委員会での決定えお伝える金森弁護士
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 女子レスリングの伊調馨(33=ALSOK)が日本協会の栄和人強化本部長(57)からパワハラを受けたとする告発状が関係者から内閣府に出された問題で、協会は第三者による聞き取り調査を行うことを決めた。6日に都内で倫理委員会を開き、5人のメンバーの全会一致で決定した。

 委員会終了後、委員の金森仁弁護士が「弁護士で構成される第三者にヒアリング調査を依頼する」と協会主体ではなく第三者に委嘱することを発表した。その結果などを同委員会でまとめ、協会に報告するという。第三者の人選は「一両日中にも発表できる」とし「早ければ2、3週間で終了させたい」と一応の期限も示した。

 告発者の代理人である弁護士だけでなく伊調や栄氏も調査を受けるとみられ、当事者の口から何が語られるかが焦点となりそうだ。一方で告発状が提出された内閣府も独自に調査を実施する方針。公益法人の認定などを担う公益認定等委員会の事務局が、関係者に聞き取りを行い、告発内容の事実確認をした上で対応を検討する。

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2018年3月7日のニュース