陸上男子1マイル初の4分切り、ロジャー・バニスター氏死去

[ 2018年3月6日 05:30 ]

 陸上の男子1マイル(約1600メートル)で史上初めて4分の壁を打ち破った伝説的な選手、ロジャー・バニスター氏(英国)が3日、英オックスフォードで死去した。88歳だった。同氏の家族が4日に発表したとAP通信が報じた。近年はパーキンソン病を患っていた。

 同氏は1954年5月6日にオックスフォードの競技場で1マイルを3分59秒4で走り、当時人類には不可能と考えられていた4分を切る偉業を達成した。

 英国のメイ首相は、バニスター氏を同国のスポーツの象徴とたたえ「成し遂げたことは、われわれ全てにインスピレーションを与えた」とした。1マイルでかつて世界記録をマークしたことがある国際陸連のコー会長(英国)も「国や、全ての選手にとって大きな悲しみの日だ」と哀悼の意を表明した。

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2018年3月6日のニュース