レスリング協会 パワハラ問題で第三者による聞き取り調査実施へ

[ 2018年3月6日 12:33 ]

2014年9月、世界選手権から帰国してメダルを手にする伊調と栄・全日本女子レスリング監督(当時)
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 女子レスリングで五輪4連覇を果たした伊調馨(33=ALSOK)が日本協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを受けたとする告発状が内閣府に出された問題で、協会は第三者による聞き取り調査を行うことを決めた。6日に都内で倫理委員会を開き、5人の出席者による全会一致で決定した。

 委員会後に対応した倫理委員の金森仁弁護士は、第三者について「弁護士で構成される」とし、早急に人選を進めて一両日中にも発表できると説明した。対象者については明言しなかったが「(皆さんが)想定されている方が対象になる」と告発者の代理人である弁護士だけでなく当事者である伊調や栄氏も含まれるとの見通しを示した。「早ければ2、3週間で終了させたい。ヒアリングの結果を倫理委員会でとりまとめ、その他の問題点もまとめて協会に報告する」と語った。

 一方で告発状が提出された内閣府も、独自に聞き取り調査を行う方針を固めている。公益法人の認定などを担う公益認定等委員会の事務局が、関係者から告発内容の事実確認を行い、必要に応じて委員会に報告をするという。

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2018年3月6日のニュース