レスリング協会が6日に倫理委員会初開催、ヒアリング方法検討

[ 2018年3月6日 05:30 ]

 女子レスリングで五輪4連覇を果たした伊調馨(33=ALSOK)が日本協会の栄和人強化本部長(57)からパワーハラスメントを繰り返し受けたとする告発状が内閣府に出された問題で、協会は6日に都内で倫理委員会を非公開で開催すると発表した。

 伊調や栄氏に対する聴取について検討するもので、協会の広報スタッフによれば「ヒアリングをどう進めていくか。いつ、どういう形で2人を呼ぶのか」と具体的な方法を議論するという。同委員会は藤沢信雄委員長や弁護士ら5人で構成され、13年4月に公益財団法人となってからは初めての招集となる。

 8日には定例の理事会も予定されており、そこでも今回の問題が議題に上がる見込み。17、18日には川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)や土性沙羅(東新住建)ら五輪金メダリストも出場する国別対抗戦の女子W杯(高崎アリーナ)が控えている。栄氏も強化本部長として選手団に名を連ねており、問題が長期化すれば大会にも影響が及びそうだ。

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2018年3月6日のニュース