ロケッツが15連勝 セルティクスに競り勝つ ハーデン奮闘

[ 2018年3月4日 16:58 ]

攻守両面でチームを引っ張ったロケッツのハーデン(AP)
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 NBAは3日に各地で7試合を行い、リーグと西地区で全体1位のロケッツは、地元ヒューストンで東地区全体2位のセルティクスに123―120(前半58―64)で競り勝って49勝13敗。ジェームズ・ハーデン(28)が26得点、7リバウンド、10アシストと5スティールを記録してチーム歴代2位の15連勝(チーム記録は2008年1月〜3月の22連勝)に貢献した。

 ロケッツは第4Qの残り2分5秒では112―115と3点差をつけられハーデンが放った3点シュートも外れたが、この日15得点と7アシストを稼いだクリス・ポール(32)がリバウンドをキープしていたセルティクスのテリー・ロジアー(23)からボールをスティール。これをアウトサイドにいたトレバー・アリーザ(32)にパスを供給して、そのアリーザが同点の3点シュートを決めた。21得点を挙げたアリーザは直後のプレーでスティールから速攻でレイアップを決めてこれが勝ち越し点。以後、両チームによるファウルゲームでフリースローの応酬となったが、ミスの少なかったロケッツが逃げ切った。

 セルティクスは球宴後5戦目で初黒星を喫して44勝20敗。21得点のマーカス・モリス(28)を含め、出場したベンチ勢4人が全員2ケタ得点を挙げたが勝利には結びつかなかった。

 カイリー・アービング(25)は18得点と6アシストをマーク。しかしともに3点差のビハインドとなっていた残り5・2秒と残り2・8秒のフリースローの2本目が、本人の意図とは違う結果となって同点機を逃した。

 どちらも1本目を成功させたあとに故意に外そうとしたのだが、前者はバックボードに当たって不覚にも?リングの中に入ってしまい、後者はリングに当たらずバイオレーション。リバウンドを拾ってボールをキープしようというプレーは、どちらもシュートまで持っていくことができなかった。

 セルティクスは昨年12月28日のこのカードでは最大26点差をはねのけて99―98で逆転勝ち。今季2戦目でも勝機はあったが、微妙なミスが響いて白星を逃した。

 一方、トレイルブレイザーズは地元ポートランドでサンダーに108―100(前半53―50)でサンダーに勝って37勝26敗。八村塁と昨季までチームメートだったゴンザガ大出身の新人センター、ザック・コリンズ(20)が自己最多の12得点を記録し、チームは6連勝を飾った。

 サンダーは37勝28敗。ラッセル・ウエストブルック(29)は30得点、11リバウンド、6アシストをマークしたが、チームの連勝は3で止まった。

 この結果、西地区は3位のトレイルブレイザーズ、4位ティンバーウルブス、5位ペリカンズ、6位スパーズ、7位サンダー、8位ナゲッツが2ゲーム差の中にひしめきあう大混戦。9位のクリッパーズも8位ナゲッツを1ゲーム差で追っており、プレーオフのシード順と出場権をめぐる争いが激化している。

 なおマジックに敗れたグリズリーズは13連敗。レイカーズはスパーズに勝って6連勝となった。

 <その他の結果>

*マジック(20勝43敗)107―100グリズリーズ(18勝44敗)

*ヒート(33勝30敗)105―96ピストンズ(29勝34敗)

ナゲッツ(35勝28敗)126―117*キャバリアーズ(36勝26敗)

レイカーズ(28勝34敗)116―112*スパーズ(36勝27敗)

ジャズ(33勝30敗)98―91キングス(19勝44敗)

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