沙羅 2本目中止で今季最低7位「突風に対応できなかった」

[ 2018年3月4日 05:30 ]

W杯ジャンプ女子第11戦 7位に終わり、さえない表情で取材に応じる高梨沙羅
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 ノルディックスキー・ジャンプ女子のW杯は3日、ルーマニアのルシュノブで個人第11戦(ヒルサイズ=HS97メートル)が行われ、強風のために2回目が中止となり、平昌五輪銅メダルの高梨沙羅(21=クラレ)は87メートルの101.9点で7位となった。

 「どんな条件にも対応できないと、試合では勝てないと痛感させられた」。高梨は今季最低順位に終わり、個人総合3連覇の可能性もついえた。W杯通算54勝目達成に向け、平昌から帰国後すぐにスロベニア合宿を敢行した。しかし「モチベーションはあるが、なかなか体がついてこなかった」という。この日は飛び出した直後に横風にあおられ「突風に対応できなかった」と悪条件にも泣いた。

 平昌五輪2位のカタリナ・アルトハウス(21=ドイツ)が93.5メートルの118.6点で優勝。伊藤有希(23=土屋ホーム)は9位、岩渕香里(24=北野建設)は16位、岩佐明香(21=日大)は33位、勢藤優花(21=北海道ハイテクAC)は36位だった。

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2018年3月4日のニュース