白鵬、春場所で「賜杯」必ず 単独1位の綱在位64場所に感慨

[ 2018年2月27日 05:30 ]

番付表を手に在位64場所に挑む白鵬
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 日本相撲協会は26日、大相撲春場所(3月11日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。横綱・白鵬が北の湖を抜き史上単独1位の横綱在位64場所を記録。先場所、両足親指痛で途中休場した横綱は「違和感は、ほぼなくなった」としながら、出場は明言しなかった。また、元横綱・日馬富士による暴行により2場所連続休場中だった貴ノ岩は特別措置で西十両12枚目のまま。この日は稽古場で事件後初めて、姿を見せた。

 白鵬はこの日、大阪市内の宮城野部屋宿舎で会見し、単独史上1位の横綱在位64場所に「去年からずっと(在位記録を)思っていました」と感慨深い表情を見せた。

 先場所は両足の親指を痛めて途中休場。昨年も春場所は休場しており「大阪の人たちは非常に相撲を知っている。相撲ファンに賜杯を持っている姿を見せられればと思います」と出場への思いを口にした。右足親指については「ほぼ完治」とし左足の状態は「立ち合いをして四股を踏んだとき、ほぼ違和感がない」と順調な回復を示唆した。

 一方で「来週、出稽古にいったらどうなるか」と、実際に相撲を取った際の不安も吐露し、出場に関しては明言を避けた。横綱審議委員会から批判を受けた荒々しい立ち合いについても「できるだけ直していこうと心掛けていきたい」と、課題は残る。史上に名を残す大横綱の今後の調整に注目が集まる。

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2018年2月27日のニュース