菜那に聞く「最後一気に、無意識に出来た」「違った金の重み」

[ 2018年2月25日 05:30 ]

平昌冬季五輪 スピードスケート女子マススタート ( 2018年2月24日 )

<平昌五輪スピードスケート>女子マススタート、2個目の金メダルを手に笑顔の高木菜那
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 【高木菜と一問一答】

 ――オランダ選手の後ろについた理由

 「オランダは2人の選手が残っていたので、2人で作戦を立ててくると思っていた。どちらかについて行こうと思った」

 ――隊列を組む滑りは団体追い抜き(パシュート)が生きている?

 「最後のスプリントで一気に仕掛けようと考えていた。それまでは風の抵抗を少なくして、楽に滑ろうと考えていた。パシュートでもずっとやってきたので、無意識にできた」

 ――メンバーへの思い

 「ワンツー・フィニッシュを狙っていたので、佐藤は転んでしまって悔しい思いがあったと思う。一緒に出ていれば、できたと思う」

 ――個人で獲った金メダルは

 「パシュートと違った金の重みがある。パシュートは皆で力を合わせて獲りにいった金メダル。今回は自分で獲りたいと思った金メダル。個人種目では結果を残せていないので、妹に追いつくぐらいの選手になりたい」

 ◆高木菜那(たかぎ・なな)1992年(平4)7月2日、北海道幕別町生まれの25歳。兄の影響で小学校1年生の時にスピードスケートを始める。五輪初出場は14年のソチ五輪。1500メートルに出場し32位だった。2大会連続出場の平昌五輪では5000メートルは12位。団体追い抜きでは妹の美帆とともに金メダルを獲得した。日本電産サンキョー所属。1メートル55、48キロ。

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