トンガ旗手、閉会式も上半身裸に!小平らと記念撮影 20年東京五輪も意欲

[ 2018年2月25日 21:45 ]

閉会式でも裸の上半身を披露したトンガのピタ・タウファトフア(AP)
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 9日の開会式で、裸の上半身に油を塗った民族衣装姿でトンガの旗手を務めたノルディックスキー距離男子のピタ・タウファトフアが25日の閉会式にも旗手として参加した。

 極寒の閉会式の入場では鍛え上げた身体を披露せず、ダウンジャケットに手袋も着用して旗を持った。

 終盤、閉会宣言の前に国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と選手たちが会場中心に集まると、タウファトフアは上半身裸で“登場”。日本選手団の旗手を務めるスピードスケート女子500メートル金メダルの小平奈緒(31=相沢病院)らと笑顔で記念撮影した。

 タウファトフアは16日のスキー距離15キロフリーに参加。完走者の中では下から3番目の114位だった。観客から大歓声を受けてゴールし「寒かった。ペースを守るのが難しかった。でも転ばなかったよ」と苦笑いした。

 16年リオデジャネイロ五輪にテコンドーで出場し、「新しい挑戦が必要」と完全に初心者だったスキー距離に転向。わずか1年で雪のない南太平洋の島国から五輪出場にこぎつけた。20年東京五輪にも「水の競技で狙おうかな」と意欲を示している。

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