レデツカ、史上初!スキー&スノボの二刀流で金「限界はない」

[ 2018年2月25日 05:30 ]

平昌冬季五輪 スノーボード女子パラレル大回転 ( 2018年2月24日 )

 17日に行われたアルペンスキーの女子スーパー大回転で金メダルを獲得したチェコのエステル・レデツカ(上、ゲッティ=共同)。24日のスノーボード女子パラレル大回転でも優勝(下、共同)し、異なる種目で2冠を達成した=平昌
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 アルペンスキーのスーパー大回転で大番狂わせを演じた22歳のレデツカが優勝候補の大本命として臨んだスノーボードのパラレル大回転で圧勝した。「二刀流」で2つ目の金メダルを手にして「多くの人に両立は無理だと言われていたけど、できると証明できた。限界はない」と胸を張った。

 予選を1位で通過し、決勝トーナメント1回戦はソチ五輪女王のクンマー(スイス)に快勝した。勝ち進んで迎えた決勝も素早い体の切り返しで雪面を切り裂いてリードを広げゴール後は右腕を突き上げた。

 スノーボードよりも圧倒的に速いアルペンスキーに取り組むことで「スピードへの怖さがなくなる。練習でもっと速く、もっと速くと追い込める」という。余裕を持てるパラレル大回転では、今季のW杯6試合に出場して5勝した。

 スノーボードに比べて実績がなかったアルペンスキーでチェコに初の金メダルをもたらした後の1週間は、多忙を極めた。それでも準備は怠らず、5歳から描いた「五輪で両方勝つ」という夢を現実にした。「今大会最高の選手だ」という声を聞いても、浮かれたりしない。「私はそう思わない。もっと凄い人がいっぱいいる」とさらりと言った。

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2018年2月25日のニュース