複合代表が帰国 暁斗、骨折の痛み残るもW杯総合優勝へ全力

[ 2018年2月25日 05:30 ]

<ノルディック複合代表 帰国>羽田空港に到着した渡部暁斗らノルディック複合代表
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 平昌五輪のノルディックスキー複合個人ノーマルヒルで2大会連続銀メダルの渡部暁斗(29=北野建設)らが24日、帰国した。

 五輪直前に行われたW杯白馬大会で第6肋軟骨を骨折し、ストックワークやジャンプのテークオフに影響したことを初めて明かした。現在も少し痛みが残るというが「骨の一本や二本くれてやるという気持ちで戦った」と豪快に笑い飛ばした。

 期間中に自ら公表しなかったのは、地元白馬への思いがあった。地元で15年ぶりに開催されたW杯の公式練習中のケガで「大会関係者が自分たちのせいで、と思ってほしくなかった」。銀メダル獲得で関係者の心配を一掃してみせた。

 夢はまだ終わらない。1992〜93年シーズンから3連覇した荻原健司以来、日本勢2人目の総合優勝が懸かる3月のW杯への出場を明言。3、4日に行われる次戦W杯(フィンランド・ラハティ)に向け「五輪以上にあとはW杯に向けて全てをささげたい」と言葉に力を込めた。

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2018年2月25日のニュース