有希 140メートル圧倒V“同世代”羽生ら金メダルから刺激

[ 2018年2月25日 05:30 ]

ノルディックスキー・ジャンプTVh杯 ( 2018年2月24日    北海道札幌市・大倉山ジャンプ競技場=ヒルサイズ137メートル )

スキージャンプTVh杯女子の部で優勝した伊藤有希
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 女子は平昌五輪9位の伊藤有希(23=土屋ホーム)が2回目に最長不倒140メートルをマークするなど合計269・3点で6年ぶりの優勝を飾った。同五輪銅メダルの高梨沙羅(21=クラレ)は欠場した。

 ライバル不在の中、貫禄のジャンプを2本そろえた。同五輪代表の2位勢藤との81・6点差は、飛距離換算で45メートル余り。所属先の後輩で同五輪男子ノーマルヒル7位入賞の小林陵侑(21)が試技で148メートルの大ジャンプを飛んだとあり「後輩を超えるつもりでいったがあと8メートル足りなかった」と笑顔。課題のアプローチの重心の位置を、やや後ろに戻したのも奏功した。

 帰国後にはテレビで平昌五輪を観戦。高木美や羽生の金メダルに「期待された選手の“強さ”が勉強になった」と話す。高木美と羽生、さらに大谷(エンゼルス)は94年生まれの“同世代”。来月から再びW杯を転戦する伊藤は「ジャンプの内容は少しずつ良くなっている。今日(の結果)を生かしたい」と前を向いた。

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2018年2月25日のニュース