宮原知子、笑顔の4位「夢の世界で、思う存分楽しめた」 自己ベスト更新「次につなげたい」

[ 2018年2月23日 13:08 ]

平昌冬季五輪 フィギュアスケート女子フリー ( 2018年2月23日    江陵アイスアリーナ )

<平昌五輪フィギュアスケート>女子フリー、演技を終えガッツポーズをする宮原知子(撮影・小海途 良幹)
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 平昌五輪は23日、フィギュアスケート女子フリーが江陵アイスアリーナで行われ、ショートプログラム(SP)75・94点で4位の宮原知子(19=関大)が最終組1番目の19番滑走で出場。フリー自己ベストの146・44点で、合計222・38点をマーク。会心の演技を見せたが、最終順位は4位でメダル獲得はならなかった。

 冒頭の3回転ループはしっかりと着氷。続くコンビネーションジャンプも大きな乱れはなく、3回転フリップもきれいに決めた。後半最初の3連続ジャンプもこなし、転倒はなし。7つのジャンプを完ぺきに決めて、演技終了後には両腕を突き上げる渾身のガッツポーズを見せた。

 21日のSPでは、全てのジャンプを鮮やかに決めた。今季11回跳んで8回も回転不足と判定された連続3回転ジャンプをクリア。2016年のグランプリファイナルで記録した74・65点を上回る自己最高の75・94点をマーク。4位につけ、「気持ちを切り替えて、今まで頑張ってきたことをフリーでしっかり見せられるように頑張りたい」と意気込んでいた。

 SPで世界最高の82・92点を叩き出した15歳のアリーナ・ザギトワ(OAR)が、フリーでも見事な演技を見せて156・65点をマークし、計239・57点で金メダルを獲得。エフゲニア・メドベージェワ(18=OAR)が238・26点で銀メダル、ケイトリン・オズモンド(22=カナダ)が231・02点で銅メダルだった。

 SP5位の坂本花織(17=シスメックス)は136・53点をマークし、合計209・71点で6位だった。

 ▼宮原の話 自分がやれることは全てできました。この場に来れたことが光栄に思っていますし、感謝しています。ここまで来たからにはやってきたことを全て出したいと思って臨みました。結果は悔しいですけど、やれることはできたので、次につながると思います。課題はたくさんありますけど、次につなげたいです。もっと上を目指して、海外の選手に食い込めるようになりたいです。(五輪の舞台は)想像以上に夢の世界で、思う存分楽しめたと思います。

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