アルペン男子回転で“帝王”ヒルシャーがまさかの途中棄権 五輪13大会ぶりの3冠ならず

[ 2018年2月22日 12:09 ]

平昌五輪アルペン男子回転 ( 2018年2月22日 )

旗門をうまく通過できなかったヒルシャー(AP)
Photo By AP

 平昌五輪のアルペンスキーは22日に男子回転を行ったが、この種目のW杯で今季8戦6勝だったマルセル・ヒルシャー(28=オーストリア)が1回目で旗門をうまく通過できずに途中棄権。今五輪ではすでに大回転と複合を制していたが、1968年グルノーブル大会でのジャンクロード・キリー(フランス)以来となる史上4人目のアルペン競技での三冠達成はならなかった。

 「ここではいいトレーニングができなかったし、最初からいい感じではなかった」と語ったヒルシャーが回転で失格となったのは22レースぶり。ソチ五輪では2位に終わっており、W杯総合では7連覇目前ながら、最も得意な種目での五輪金メダル奪取はおあずけとなった。

 それでもレース後は「願わくばすぐに帰国するための航空チケットが余っていないかな?」と冗談を飛ばして笑顔もチラリ。「完ぺきで驚きの大会だった」と納得の表情を浮かべて会場をあとにした。

続きを表示

2018年2月22日のニュース