湯浅直樹 バランス崩し首位と5秒17差 ストック叩きつけ悔しさ

[ 2018年2月22日 10:58 ]

平昌五輪アルペン男子回転 ( 2018年2月22日 )

<アルペンスキー男子>男子回転で1回目を終えた湯浅直樹
Photo By 共同

 平昌五輪は22日、アルペンの男子回転を行い、2大会連続3度目の五輪出場となる湯浅直樹(34=スポーツアルペンク)は1回目の滑走で、首位と5秒17差の52秒89をマークし、36位で午後の2回目に進んだ。

 27番目スタートの湯浅は、序盤からライン取りを意識しながら慎重に滑っていたが、途中でスキーをコースに取られてバランスを崩した。何とか持ちこたえて滑り続けたが、その後も斜面の変わり目でタイムロス。滑走後にタイムを確認すると首を振りながらうつむき、フィニッシュエリアでもストックを地面に叩きつけてしゃがみ込むなど、悔しさをにじませた。

 「自分が滑っている感覚ではなかった。自分の力を1%も出せなかった。こういう感覚は今までなかった」と湯浅。1月に軟骨除去の手術を受けた左膝の痛みを抱えたまま、大舞台で実力を発揮することはできなかった。

 4番目にスタートしたW杯ランキング2位のヘンリク・クリストフェルシェン(ノルウェー)が47秒72で首位。複合、大回転との3冠を狙う“絶対王者”マルセル・ヒルシャー(オーストリア)は途中棄権した。

 2回目は午後1時30分から行われる。

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