【石崎琴美 分岐点】カー娘“無難な選択”中国戦の反省 OAR戦は積極戦光った

[ 2018年2月18日 10:00 ]

平昌冬季五輪 カーリング女子1次リーグ   日本10―5OAR ( 2018年2月17日 )

OARに勝利し、喜ぶ藤沢(左端)、吉田夕(右端)ら
Photo By 共同

 OAR戦は見事な快勝でした。第7エンドで3点スチールに成功して相手を突き放しました。最終的にはスキップの藤沢さんが難しいショットを決めましたが、タイムアウトを取りコーチの意見も聞いて作戦を立てたのが良かったと思います。

 世界レベルの試合では、プレッシャーをかけ続けないと相手はミスをしません。日本が先にプレッシャーをかけ続けたので点差が開いたのです。終盤はショットの精度でも相手を上回っていました。

 中国戦は負けましたが、ショットの調子は悪くありませんでした。組み立てに問題があったのではないかと思います。先にリードしたことで少し守りに入り、ショットの選択に関して無難な方を選んでいる印象でした。第1エンドを除いて複数得点を取れなかったのが最後に響きました。

 その教訓を生かしOAR戦では積極的なカーリングを見せました。ショットも精神面も安定していて会話も多く普段通りプレーできています。残り試合が楽しみです。(02年ソルトレークシティー、10年バンクーバー両五輪代表)

続きを表示

2018年2月18日のニュース