球宴スラムダンクコンテストはジャズの新人ミッチェルが制覇 決勝でナンスJRに勝利

[ 2018年2月18日 13:15 ]

3人を飛び越えてダンクを決めたミッチェル(AP)
Photo By AP

 NBAオールスター・ウイークエンドの恒例イベント「スラムダンク・コンテスト」が17日にロサンゼルスで行われ、ジャズの新人ガード、ドノバン・ミッチェル(21)が、決勝でキャバリアーズのフォワード、ラリー・ナンスJR(25)を下して優勝。4人が参加した予選では2回の試技で計98点(1回の満点は50点)を挙げ、決勝でも同じ98点で今季の「球宴ダンク王」となった。

 ミッチェルはドラフト全体13番目の指名ながら即戦力の先発ガードとして活躍。球宴前までの前半戦でチームトップの19・6得点をマークしていた。予選の2回目では母校ルイビル大とジャズのOBで、背番号35がジャズの永久欠番となっているダレル・グリフィス(59)のユニフォームを着用して登場。アシスト役の男性にベースライン際からバックボードの側面にボールを当ててもらったあと、3人の観客を飛び越えてワンハンドでリングに押し込んだ。

 決勝の2回目には、ラプターズ時代の2000年に「伝説のダンク」を決めているビンス・カーター(41=現キングス)のユニフォームに衣装替え。ファッションでもファンを楽しませ、そのカーターが演じた空中1回転からのワンハンド・ダンクでタイトルを奪取した。

 ミッチェルに決勝で敗れたとは言えナンスJRも観客を魅了。予選では、1984年の第1回大会を制した父ラリー・ナンス氏(59)が着用していたサンズ時代のユニフォームで挑戦。父へのオマージュとなるフロントサイドのウインドミルからダンクを決めた。

 決勝の2回目にはスラムダンク・コンテスト史上初となる新技も披露。正面からバックボードにボールをぶつけて空中でキャッチしたあと、さらにもう1回バックボードに当ててからダンクを決める(ダブル・アリウープ)という滞空力豊かな必殺技?を決めて満点(50点)を獲得していた。2回の合計得点では96対98でミッチェルに敗れて親子2代による制覇はならなかったが、レイカーズからキャバリアーズにトレードされるまでホームコートだったステイプルズ・センターで存在感を示した。

 8人が参加した3点シュート・コンテストはサンズのデビン・ブッカー(20)、スキルズ・チャレンジではネッツのスペンサー・ディンウィディー(24)がそれぞれ優勝。なお「チーム・ジェームズ」と「チーム・カリー」が対戦する新方式のオールスターゲームは18日にティップオフを迎える。

続きを表示

この記事のフォト

2018年2月18日のニュース