羽生SP首位!4カ月ぶり実戦復帰 ジャンプすべて成功 完ぺき演技で111・68点 五輪連覇へ好発進

[ 2018年2月16日 13:48 ]

羽生結弦のSP演技(AP)
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 平昌五輪は16日、フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)が江陵アイスアリーナで行われ、昨年11月のNHK杯の公式練習中に右足首を負傷した羽生結弦(23=ANA)が同10月のロシア杯以来約4カ月ぶりに実戦復帰した。すべてのジャンプを完ぺきに決め、世界最高得点でもある自己ベスト112・72点に迫る111・68点をマークし首位。五輪男子66年ぶりの2連覇へ向け、好発進した。2位にハビエル・フェルナンデス(26=スペイン)が107・58点、3位に宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が104・17点で入った。

 羽生は最終第5組1番手の25番滑走。しっとりと滑り出し、冒頭で4回転サルコーに成功。予定していたループから難度を下げた。フライングキャメルスピンは足換えのシットスピンはスピード豊か。ジャンプの基礎点が1・1倍になる後半に、まずトリプルアクセルを余裕を持って決め、4回転と3回転の連続トーループは2本目で両手を掲げる完成度の高さ。流麗なステップシークエンスは音符のひとつひとつを表現するよう。足換えのコンビネーションスピンの途中から大きな拍手が沸いた。

 前日15日には精力的に計19本もジャンプを跳び、4回転ジャンプは計10本のうち8本着氷する高い成功率を示した。さらに、韓国入り後4度目の公式練習で大技の4回転ループにも初成功。右足首の回復をアピールした。

 この日は午前8時35分から本番リンクで公式練習。4回転サルコーの回転が抜けるミスが目立ったが、最後は修正。30分割り振られた練習を22分で終えた。

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