小平、500で金だ!「ゴールの先に見える景色を楽しみに準備したい」

[ 2018年2月14日 21:52 ]

女子1000メートル、金メダルのヨリン・テルモルス(左)は小平奈緒(右)、高木美帆のツーショット撮影に笑顔で乱入する
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 平昌冬季五輪は14日、スピードスケート女子1000メートルが行われ、同種目の世界記録を持つ小平奈緒(31=相沢病院)が1分13秒82で銀メダルを獲得。悲願の金メダルはならなかったが、銅メダルの高木美帆(23=日体大助手)と日本人ダブル表彰台を達成した。

【小平と一問一答】

 ――W表彰台を達成した。

 「お互い表彰台に上ることができて嬉しい思いはあるが、レース後は“もう一段上で並びたかったね”という話をした。日本のスケート界にとっては大きなこと。1位の選手がただただ強かった。五輪というものは強い選手が強い」

 ――きょうはどのくらい実力が出せたか。

 「100%が出し切れた。ゴールの先まで諦めずに滑ることができた。500メートルでまだチャンスがあるので、ゴールの先に見える景色を楽しみに、しっかり準備していきたい」

 ――オランダ勢について。

 「オランダには“一番上を獲る”というチームの中の雰囲気があるのかなと感じている。私たちも世界記録への挑戦を経て自信を持ってきた。1000メートルで頂点には立てなかったけど、やってきたことは間違っていない。たまたま上にオランダの選手がいるけど、私たちも成し遂げることができるのでは」

 ――高木美の存在は。

 「バンクーバーで一緒に五輪に出た時は“この子がスケートを嫌いにならないでほしいな”と思っていた。こうやって一緒に競い合えて嬉しい。本当にたくましくなった。高木選手がはいあがってきたのも勇気になっている」

 ――現地入り後にユニホームは修正したのか。

 「体型に合わない部分をつめてもらったり、サポートしてもらいたい部分をきつめにしてもらったり、ギリギリまでミリ単位でやってもらった」

 ――日本から多くの人が応援にかけつけた。

 「韓国なのにこんなに日本の国旗が揺れている中で滑れて嬉しかった。30を過ぎているのに“奈緒ちゃん!”って聞こえてきて、いつまで経っても“奈緒ちゃん”なんだなと思った」

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