渡部暁斗、2大会連続の銀「ホッとした気持ちが半分。悔しさも半分」

[ 2018年2月14日 18:52 ]

平昌冬季五輪   ノルディックスキー複合個人ノーマルヒル ( 2018年2月14日 )

両手を広げ、銀メダル獲得を喜ぶ渡部暁斗(AP)
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 平昌五輪は14日、ノルディックスキー複合の個人ノーマルヒルが行われ、前半飛躍で3位だった渡部暁斗(29=北野建設)は後半距離(10キロ)で順位を上げ、2大会連続の銀メダルを獲得した。前半飛躍5位のフレンツェル(ドイツ)が得意の距離で地力を見せ、2大会連続の金メダルを獲得した。

【渡部暁と一問一答】

――2大会連続の銀メダル。

 「メダルを獲れてホッとした気持ちが半分。残り半分が、自分の目指していたところに届かなかった悔しい気持ち」

――後半距離を振り返って。

 「今日はかなり風が強くて、誰も前に出たがらない中で、フレンツェルと僕で“痛み分け”といいますか、お互いに引っ張りあった。フェアにやりたかったので、様子を見ながら体力を残しながら進めた。最後にフレンツェルが仕掛けてくると思っていたが、彼の方がスピードがあった。完敗という感じ」

――レース後に苦笑いだった。

 「相手がスパートすると分かっていたが、力の差を見せつけられたので。4年前とは違った気持ちでゴールした」

――個人ラージヒル、団体と続く。

 「4年前はノーマルヒルでメダルを獲れたのが嬉しくて、気持ちが少し切れてしまった部分があった。今回は金メダルを獲りにきたと宣言しているので、気持ちを切り替えてラージヒルと団体でもベストを尽くしたい」

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