貴乃花親方がテレ朝緊急特番に出演 理事選落選に「悔いはない」

[ 2018年2月7日 19:00 ]

大相撲の貴乃花親方
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 2日に行われた日本相撲協会の役員候補選挙で落選した貴乃花親方(45=元横綱)が7日、テレビ朝日系「独占緊急特報!!貴乃花親方すべてを語る」(後7・00)に出演。理事選落選後の心境を語った。

 現在の心境を「すっきりしている。引退会見の時にすがすがしいと言ったことを思い出しているような気持ち」と表現した貴乃花親方。「もし出ていなかったら10人で(無投票で)収まっていたことだと思う。1票でも行くということを体現しただけ」と話した。

 また、昨年秋に愛弟子の貴ノ岩が負傷した傷害事件に触れ「事件性のことからここまで来ていますので、これを律していかなければいけないという人間が一人でもいることは見せていかなければいけないと思っていた」と出馬の理由を語った。インタビュアーの山本晋也氏(78)から「敗れて悔いなし?」と問われると、「悔いはないです」と明言した。

 番組では貴ノ岩の怪我を「右側頭骨骨折」と断定する診断書を紹介。貴乃花親方は「耳鳴り、頭痛があって横になっているのが精一杯という状態」と受傷直後の貴ノ岩の状況を語った。また、貴ノ岩が元横綱・日馬富士から暴行を受けたことを話せなかった理由については、暴行事件に同席していた高校時代の恩師に迷惑をかけたくなかったからだと説明。「一人で海を渡ってきて日本で相撲に打ち込むことで一つ苦労している。両親は亡くなられていますので、母校の皆さんに大変お世話になっている。言えなくて当然。私も逆の立場だったとしても、師匠にいくら問いただされても言えなかったと思う」と愛弟子の思いを代弁した。

 また「力士への指導は力士同士がするのではなく、師匠が行うもの」との考えを主張。「関取であっても各師匠がいる。現役の力士が、態度が悪かったといって殴るなど論外的なことが起こってしまった」と事件への怒りを語った。

 昨年の秋巡業中、弟子の貴ノ岩が元横綱・日馬富士から暴行を受ける傷害事件が発生。貴乃花親方は相撲協会への報告義務を怠ったとして、先月に史上初めて理事解任となった。

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2018年2月7日のニュース