小平 決意の韓国入り「熱い戦いを」、美帆メダル1号で勢いを

[ 2018年2月5日 05:30 ]

韓国入りし、笑顔をみせる小平
Photo By スポニチ

 スピードスケートの女子2トップが決意の戦地入りだ。9日に開幕する平昌五輪日本選手団の本隊が4日、成田発のチャーター機で韓国東部の襄陽(ヤンヤン)空港に到着。500メートルと1000メートルで2冠が期待される主将の小平奈緒(31=相沢病院)は自身3度目の夢舞台を前に「五輪は選手をドキドキ、ワクワクさせてくれる大会。全力で思う存分、その瞬間を味わいたい」と決意を込めた。

 18日の女子500メートルは五輪2大会連続覇者・李相花(イサンファ)(韓国)との対決が注目される。自身24連勝中で昨季以降、負けなし。地元・韓国メディアからもライバル対決について問われ、「李相花もとても素晴らしい選手。勝ちというよりも、熱い戦いができればいい」と表情を引き締めた。

 開会式翌日の10日の女子3000メートルには中長距離のエース、高木美帆(23=日体大助手)が臨む。主戦場は12日の1500メートルだが、この種目でも今季W杯で1勝と勢いに乗っている。日本勢メダル第1号を狙う“切り込み隊長”は「自分の中でメダルを獲ることによって、それからの日本にいい形を運びたい」と自覚をにじませた。

 到着した選手70人は日本勢の第1陣。空港からはバスで移動して、スケートなどの選手は江陵(カンヌン)、スキーなどの選手は平昌の選手村に入った。5日から各選手の調整が本格化する。

続きを表示

この記事のフォト

2018年2月5日のニュース