羽生、五輪団体を回避へ 右足首故障で個人に照準

[ 2018年2月3日 11:25 ]

フィギュアスケートの羽生結弦
Photo By スポニチ

 フィギュアスケートの日本男子のエースで、右足首故障からの復帰を目指す平昌冬季五輪代表の羽生結弦(ANA)が9日に始まる五輪団体を回避する方向になった。3日、関係者への取材で分かった。年明けに強化拠点のカナダのトロントで氷上練習を再開したばかり。男子で66年ぶりの2連覇を目指す16日からの個人種目に照準を合わせるとみられる。

 2014年ソチ五輪金メダリストの羽生は、昨年11月のNHK杯の公式練習で高難度の4回転ルッツで転倒。右足首の靱帯を損傷し、腱と骨に炎症も見つかった。昨年末の全日本選手権を欠場したが、昨季の世界選手権優勝などの実績が評価され、平昌五輪代表に選ばれた。平昌五輪の個人種目は16日にショートプログラム(SP)、17日にフリーが行われる。

 羽生は1月11日の「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の表彰式に「平昌五輪に向け、強い気持ちを持って日々過ごしています」とコメントを寄せていた。ジャンプで着氷する右足首の回復に万全を期し、ぶっつけで勝負の個人種目に臨むことになった。

続きを表示

2018年2月3日のニュース