貴親方への2票、残る1票は同門の千賀ノ浦親方か

[ 2018年2月3日 05:50 ]

日本相撲協会役員候補選挙 ( 2018年2月2日    東京・両国国技館 )

 理事候補選は貴乃花親方への支持がどこまで広がるか注目されたが、結果は2票だった。1票は自身が投じたもの。もう1票は貴乃花一門の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)が投票したのではないかと、協会関係者の間でささやかれている。千賀ノ浦親方は、かつて貴乃花部屋付きの親方だった。

 過去の選挙と比べ“隠れ貴乃花支持者”の票が今回集まらなかったのは、各一門の選挙前の締めつけが厳しかったからだ。特に八角理事長のお膝元の高砂一門は、選挙前日に親方衆を集め最終的な動向を確認し合った。同一門からは九重親方(元大関・千代大海)らが事前に了承を得て山響親方(元幕内・巌雄)の支持に回ったとされる。一方で、時津風一門から八角理事長の支持に回った親方もいるといわれている。

 また一部の親方の間では、貴乃花一門の親方から同一門に近い山響親方に票が回ったと噂する声も。時津風一門は前回の選挙で貴乃花親方への支持者が複数出たが、今回はいなかったもようだ。

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2018年2月3日のニュース