錦織、貫禄4強 プレーに波も「前の試合より良くなっている」

[ 2018年2月3日 05:30 ]

テニス ダラス・チャレンジ   錦織圭2―0ケプファー(ドイツ) ( 2018年2月1日    米テキサス州ダラス )

男子テニス下部ツアーのシングルスで4強入りした錦織圭
Photo By 共同

 右手首故障からの復活を目指す男子テニスの世界ランキング27位の錦織圭(28=日清食品)が4強入りを果たした。シングルス準々決勝で、世界295位のドミニク・ケプファー(23=ドイツ)に7―6、6―3でストレート勝ち。2日の準決勝では世界234位の荘吉生(28=台湾)と対戦する。

 試合ごとに、セットごとに波が出る。第1セットの錦織は第1サーブの確率が50%にとどまり、ダブルフォールトは4つを数えた。右手首のケガへの直接的なきっかけともなったサーブ。トスの後に軸足に引き寄せていた右足を動かさず、右肘が低く寝ていたラケットを高く立てて構える。右手首の負担を減らすために、コンパクトで脚の力を使えるようなフォームへの改造。ただし、まだ試行錯誤が続いている状態だ。

 「平均的に良くなってくれると試合もスムーズに動きだせる」と錦織は課題に挙げた。それでも第1セットはタイブレークを競り勝ち、第2セットも相手の反撃を封じた。「前の試合より良くなっている。いいストロークもたくさんあった。徐々に上げていきたい」。5カ月実戦から離れていただけにまだまだ手探りの部分も多い。連戦を戦い抜く体力、右手首への疲労の蓄積も見極めながらの戦いが続いている。

続きを表示

2018年2月3日のニュース