高梨沙羅 五輪前ラストW杯は4位 新たなライバル出現も「目標は金メダル」

[ 2018年1月28日 23:59 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子第10戦 ( 2018年1月28日    スロベニア・リュブノ、ヒルサイズ=HS94メートル )

高梨沙羅
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 平昌五輪前最後のW杯で今季初優勝を狙った高梨沙羅(21=クラレ)は87メートル、88.5メートルの合計256.6点で4位に終わった。

 「昨日の課題だったタイミングは縮まってきている。ただ、空中での板の開きが気になった。直していかないと」。ルンビ(ノルウェー)、アルトハウス(ドイツ)の2強に続く新たなライバルも現れた。昨年11月に右膝を手術したソチ五輪銀メダリストのダニエラ・イラシュコ(34=オーストリア)が復帰2戦目ながら合計262.4点で今季初勝利を挙げ、完全復活を印象づけた。

 これで昨季から11戦連続未勝利。当初予定された2月3、4日のW杯が雪不足で中止となり、平昌五輪前最後の大会でも弾みをつけることはできなかった。ただ、高梨は「きょうは混戦の中で試合ができた。オリンピックも混戦になると思うので、最後の最後で決めていかないと結果につながらない。自分にとっては収穫の多かった、いい経験になった試合」と強調。優勝したイラシュコとの差は5.8点で距離にして約3メートル。最後に「オリンピックでの目標は金メダルを獲ることなので、そこを目指してやっている。4年前の悔しさをバネに残り少ない時間を大切に過ごしていきたい」と前を見据えた。

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