大也 北島杯400個人メドレーVも不満「タイム出ずショック」

[ 2018年1月28日 05:30 ]

北島康介杯東京都選手権男子400メートル個人メドレー決勝で力泳する瀬戸
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 競泳の北島康介杯東京都選手権第1日は27日、東京・辰巳国際水泳場で行われ、男子400メートル個人メドレーは瀬戸大也(23=ANA)が4分13秒93で優勝した。女子400メートル個人メドレーは大橋悠依(22=東洋大)が4分39秒44で制した。

 泳ぎ終えた瀬戸が首をひねった。リオ五輪金メダリストの萩野公介が体調不良で不在。いつもの闘志が湧いてこないとはいえ、目標を約4秒も下回るタイムに「思ったよりもタイムが出ていなくてショック」と肩を落とした。

 日本記録10万円、世界記録100万円の今大会。大会委員長である北島康介氏の粋な計らいに、前日の会見では「日本記録だとベビー用品しか買えない。世界記録を」とリップサービスした。ところが、泳ぎ終えると「日本記録は五輪金のタイムですからね」と白旗を揚げ「優勝で1万円の方が頑張れます」と現実に戻った。

 約1週間前、梅原コーチからおきゅうをすえられた。「メディアに出るのはいいが、おまえは何を目指している。もう東京まで2年半だぞ」。練習に集中しきれず「すぐ諦めている」姿に活を入れられたという。昨年世界選手権優勝のケイリシュ(米国)は今年4分10秒台をマーク。うかうかしている間に世界は猛スピードで東京へと向かっている。

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