刑事 自己新3位発進、本番で一変 冒頭4回転サルコー決めた

[ 2018年1月25日 23:45 ]

 フィギュアスケートの四大陸選手権が25日に台湾・台北の台北アリーナであり、男子ショートプログラムで田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)が自己新の90・68点を出した。従来は87・19点だった。最初の4回転サルコーを決め、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は出来映え点が2・14点付いた。高さのあるジャンプで得点を稼ぎ、3位に付けた。

 公式練習ではジャンプの失敗が目立ったが、試合で一変した。

 「普段の練習ではできている。公式練習で跳べなくても、曲をかけていないところでは跳べている。そのすり合わせが本番までにできている」

 落ち着き払ったコメントが頼もしい。1人前の演技が米国の人気選手ブラウンで、会場が盛り上がった後だったが、飲み込まれなかった。羽生と同じ1994年生まれの23歳。初めての五輪代表を手にして、たくましさが増してきた。

 男子フリーは27日に行われる。

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2018年1月25日のニュース