炎鵬 白星1つ先行 得意技初めて決まる「いつかでるかな、と思っていた」

[ 2018年1月23日 15:39 ]

大相撲初場所10日目 ( 2018年1月23日    両国国技館 )

 “角界のひねり王子”が躍動した。東幕下6枚目のホープ、炎鵬(23=宮城野部屋)が、若元春を下手ひねりで転がして3勝目。白星を一つ先行させた。

 立ち合いは若元春が右の張り差しを試み、ひるまず炎鵬が左前まわしをとって、相手の脇に頭が入る形。途中で下手投げや居反りの動きなどもみせて揺さぶり、右の下手も入れた。土俵中央で相手の動きがとまったときに、タイミング良く右から投げを打ちつつ、左下手を下方に捻って決めた。

 学生時代からの得意技がプロで初めて決まり「いつかでるかな、と思っていた」と胸を張った。

 昨年2月の入門会見で、得意技として捻り技をあげたことから“角界のひねり王子”と話題になった。アマでは世界相撲選手権軽量級を連覇した実績を持つ。体重95キロの若手有望株は「ここから一番一番、大事になる」と引き締めた。

続きを表示

2018年1月23日のニュース