薬物混入 カヌー鈴木康大、事実認め謝罪「いわれのない嫌疑を与えてしまい」

[ 2018年1月10日 15:24 ]

禁止薬物混入が発覚した鈴木康大
Photo By 共同

 昨年9月のカヌー、スプリント日本選手権で、小松正治(25=愛媛県協会)の飲み物に禁止薬物を混入させた鈴木康大(32=福島県協会)が10日、直筆の書面で薬物混入の事実を認め、さらに小松に対し「いわれのない嫌疑を与えてしまい本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 鈴木の謝罪全文は以下の通り。

 今朝、報道がなされたとおり、この度、私鈴木康大は同じ日本代表メンバーであった小松正治選手に対し、ドーピング検査で陽性反応が検出されるサプリメントを投与したことに間違いありません。

 私の犯したことにより、小松選手にいわれのない嫌疑を与えてしまい本当に申し訳ございませんでした。また、ドーピングゼロ宣言をして東京オリンピックに邁進されている関係者の皆様に多大なご迷惑をお掛けしたことに深くお詫び申し上げます。

 本件については、現在警察で捜査中であり、すべて包み隠さずご説明しているところです。捜査に支障を与えてはいけないとのことから、詳細は申し上げられませんが、すでにJADAの聴聞会でご説明したとおり、全面的に私の責任に違いないことをお話ししています。

 私に実力がないのにも関わらず、努力することを怠り、アスリートとして、また社会人としてあるまじき行為をした事について深く反省し、小松選手をはじめとする全てのカヌー関係者、応援してくださった皆様、ファンの皆様を裏切ってしまったことについて深くお詫び申し上げます。

鈴木康大

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