Sスタイル&新種目ビッグエア 1競技として出場権争い、獲得P上位に権利

[ 2018年1月9日 10:01 ]

男子スノボ15歳・国武 世界へ飛ぶ

障害物やジャンプ台が並んだ斜面を滑り技の難度を競うスノーボード・スロープスタイル
Photo By 共同

 ソチ五輪から採用されたスロープスタイルと今回新採用のビッグエアは、1つの競技として出場権を争う。それぞれのW杯と世界選手権の直近2シーズン分の獲得ポイントで、男子は上位40人(各国最大4人)に権利が与えられ、両種目に出場できる。

 圏内にいる国武は、米国でのW杯(10日予選、12日決勝)とスイスでのW杯(17日予選、19日決勝)で出場権確保を目指す。なお、五輪本番はスロープスタイルが開会式翌日の2月10日に予選、11日に決勝。ビッグエアは大会終盤の21日に予選、24日に決勝が行われる。

 ▽スロープスタイル 競技者1人で手すりなどの障害物やジャンプ台が並んだ斜面を滑り、技の難度を競う採点種目。タイムは採点対象外。ジャンプと滑りの総合滑走力が試される。国際スキー連盟のコース規定は高低差100メートル以上200メートル以内、平均斜度12度以上。平昌五輪では障害物ゾーンとジャンプ台が各3つで構成される。ソチ五輪から採用された。

 ▽ビッグエア 長さ30メートル以上、斜度20度以上の台から飛び出し、空中で演技する種目。3〜6人のジャッジが難度、出来栄え、大きさ、着地の観点から100点満点で採点し、その平均点が得点となる。室内や屋外で仮設のジャンプ台を使うことが多く、初採用となる平昌五輪でもノルディックスキー・ジャンプの会場に設営される。

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