東海大仰星“大阪決戦”へ説教締め 湯浅監督が慢心にカミナリ

[ 2018年1月8日 05:30 ]

全国高校ラグビー決勝   東海大仰星―大阪桐蔭 ( 2018年1月8日    花園ラグビー場 )

練習終了後、バックス陣を集めてカミナリを落とす湯浅監督(右端)
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 第97回全国高校ラグビー大会決勝が8日に花園ラグビー場(大阪府東大阪市)で行われる。19大会ぶりの大阪勢同士のファイナルに臨む両校は7日、それぞれの学校グラウンドで練習。東海大仰星(大阪第2)は湯浅大智監督(36)がカミナリを落とした。

 決勝前日の全体練習を終えた東海大仰星フィフティーンを待っていたのは湯浅監督の説教だった。「色気を出していると一生後悔するぞ」。大一番を迎える選手たちの心の隙を見逃さなかった。

 アタック練習でバックスが個人技を見せようとすると「センター、抜きにかかる必要はないよ。抜きにかかるよりも連続攻撃や」と指示を飛ばした。全体練習の締めくくりでプレースキッカーのWTB河瀬が左中間の難しい角度からコンバージョンを狙ったことにもダメ出しした。「何を格好つけているんだ」。湯浅監督は準決勝の東福岡戦の前日同様、真正面のキックを蹴ることを求めていた。

 決勝前日の異例の“カミナリ”にCTB長田主将は「まだまだやり切れていない部分があったのだと思います」と気付かされた。5度目の頂点を見据え、指揮官は基本の大切さを訴えた。

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2018年1月8日のニュース