帝京大・岩出監督、ぶれない“教育者目線”「人として」を重視

[ 2018年1月8日 05:30 ]

ラグビー全国大学選手権決勝   帝京大21―20明大 ( 2018年1月7日    東京・秩父宮ラグビー場 )

9連覇を達成し胴上げされる帝京大・岩出監督
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 「厳しい結果が出た方が、彼らにとっては人生の大きな教訓になったかもしれない。指導者としてはそれもありと思っていた」。中学、高校の教員から指導者歴をスタートさせた帝京大・岩出監督のベースは「教育者」だと自ら言う。選手の成長を思うからこそ、会見では思わぬ言葉を口にした。

 「社会の求める人材づくりが大学の意義」とし、選手の人間教育にも力を注ぐ。練習で目を光らせるのはプレーそのものだけでなく、全力でやり切っているかなどの「心」の部分。試合3日前には練習を中断して全選手を集め、決勝に向けてのマインドセット(心構え)を15分間説いた。「学生時代が人生のピークでは寂しいじゃないですか」。指揮官のぶれない“教育方針”が今季もまた、大輪の花を咲かせた。

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2018年1月8日のニュース