富士通 日大下し連続日本一 WR中村、後輩に貫禄見せつけた

[ 2018年1月4日 05:30 ]

アメリカンフットボール日本選手権 第71回ライスボウル   富士通37―9日大 ( 2018年1月3日    東京ドーム )

<富士通・日大>第1Q、タッチダウンを決める富士通WR・中村
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 富士通(社会人代表)が27年ぶりに出場した日大(学生代表)に37―9で快勝し、2年連続3度目の日本一に輝いた。日大OBのWR中村輝晃クラーク(29)が1人で8捕球1TD、182ヤードを稼ぐ大活躍。後輩に貫禄を見せて勝利に大きく貢献した。MVPは3本のTDパスを決めたQBコービー・キャメロン(27)が2年連続で獲得。社会人が9連覇を果たした。

 念願だった後輩との対決で、日大OBの中村が先制TDを演出し、富士通を連覇に導いた。「日大が勝ち上がったことは、うれしかった」。

 一進一退の序盤、自陣深くからの攻撃。QBキャメロンのパスが背番号81の胸に収まり、ハーフライン付近まで前進。続くファーストダウンで再び中村へ、ドンピシャのロングパスが通り、先制TDにつなげた。第2Qは最初のプレーで49ヤードのTDパスをキャッチ。「あそこで僕に投げてくれるのは信頼されている証拠」とキャメロンとのホットラインにも胸を張った。

 それでも最後に日大が意地のTDを奪ったシーンは「見入ってしまった」とニンマリ。「またできたら、最高だね」。3連覇が懸かる来年の相手に指名し、健闘を称えていた。

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2018年1月4日のニュース