全日本覇者・神奈川大、まさかの15位 山上りで大ブレーキ

[ 2018年1月3日 05:30 ]

第94回箱根駅伝往路 ( 2018年1月2日    東京・大手町~箱根・芦ノ湖、往路5区間107・5キロ )

往路15位でゴールする神奈川大・5区の荻野
Photo By スポニチ

 全日本選手権覇者の神奈川大は、山上りの大ブレーキで15位に沈んだ。3位でたすきを受けた5区の荻野は、低血糖で思うように足が動かずズルズルと後退。区間最下位の1時間21分12秒で12人に抜かれた。大後栄治監督は「(山上りは)夏から準備をしてきて、17分台ぐらいではと思っていたが…。駅伝なので仕方がない」と肩を落とした。

 序盤から小さな誤算もあった。往路優勝を目標に掲げ、昨年区間賞の2区の鈴木健でトップに立つ展開を狙っていたが、6位でたすきを受けたエースは区間4位で3位に浮上するのが精いっぱい。「自分の走りをしようと思っていたが、少し気負いはあった。前を追おう、追おうとしていたのかな。自分の役割を果たせたとは思っていない」と最後の箱根路を悔しがった。

 総合では昨年の5位を上回る3位を目標にしていたが、シード権確保すら危うい状況。指揮官は「こういう状況になると難しい。一人一人が責任感を持って走るしかない」と選手たちの奮起を期待した。

続きを表示

2018年1月3日のニュース