帝京大V9王手!東海大返り討ち 岩出監督「今季一番の試合」

[ 2018年1月3日 05:30 ]

ラグビー全国大学選手権準決勝   帝京大31―12東海大 ( 2018年1月2日    東京・秩父宮ラグビー場 )

半14分、N・マクカランがトライを決め帝京大の選手たちが飛びついて喜ぶ
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 V9に王手をかけた帝京大・岩出雅之監督は「今季一番の会心の試合」と満足そうに話した。ノーホイッスルトライで東海大に先制されたものの、その後は厳しい防御を軸にゲームを支配。前半37分にWTB木村、後半14分にはCTBのN・マクカランと、1年生バックスが鋭いステップでトライを挙げ、2季連続決勝で破っていた東海大を再び返り討ちにした。

 宿敵との決戦が準決勝に“繰り上がり”、王者の集中力は一気に高まった。練習では東海大の留学生対策として、メンバー外の4年生が防御側の標的となって体を張った。4年生は岩出監督に言われるまでもなく、グラウンド周囲を掃除してムードを盛り上げた。フッカー堀越主将は「最高の準備ができた」、指揮官も「準決勝で東海大と対戦したことが選手たちの充実につながった」と話した。

 1トライ4ゴールのWTB竹山(3年)は決勝への抱負を聞かれ「自分がやるべきことを意識する」とチーム優先を強調。「9連覇すれば10連覇が見えてくる。そこへつなげていきたい」と4年生で迎えるV10を早くも見据えた。

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2018年1月3日のニュース