稀勢、精力的に稽古始め 高安と31番「いい一年にしたい」

[ 2018年1月3日 05:30 ]

稽古始めで高安(右)と組み合う稀勢の里
Photo By スポニチ

 大相撲の横綱・稀勢の里(31)が2日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で稽古始めを行い、弟弟子の大関・高安(27)と精力的に31番取った。序盤は右上手を引けずに土俵を割る場面もあったが、中盤からは鋭い踏み込みから右上手を引いての寄り、まわしにこだわらずに前に出る相撲で圧倒。25勝6敗で終えた。ぶつかり稽古では高安に何度も転がされて背中は砂まみれになったが「いい稽古ができた」と納得の表情だった。

 17年は初場所で悲願の初優勝を飾り、日本出身で19年ぶりの横綱昇進を果たした。続く春場所では22年ぶりの新横綱優勝。だが、春場所で痛めた左上腕などの影響で4場所連続休場と辛酸をなめた。それだけに、18年の目標を聞かれると「何もケガがなく、いい一年にしたい」と話した。

 完全復活を目指す初場所(14日初日、両国国技館)に向け、5日は横綱審議委員会稽古総見、8日には二所ノ関一門連合稽古で、他の部屋の力士と胸を合わせる。「状態もだいぶ良くなっているから楽しみ」とうなずいていた。

続きを表示

2018年1月3日のニュース