真央さん 引退を決めたのは「自分が置いて行かれているような感覚になって…」

[ 2017年12月30日 20:34 ]

宮里藍さん(左)と浅田真央さん
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 2017年にアスリートとしての現役を引退した浅田真央さん(27)と宮里藍さん(32)が30日に放送されたフジテレビ系「浅田真央×宮里藍 はじめましての2人」(後6・00)で対談を果たし、引退後の第二の人生の展望について語り合った。

 互いに10代からアスリートとして活躍してきたという共通点を持つ2人。番組では2人の現役中と引退後の頭の中の違いについて公開。宮里さんは現役中はほとんど「ゴルフ」で占められていたが、引退後はゴルフを含めた「これからの自分のこと」とそっくり入れ替わっていた。一方浅田さんは現役中はスケートと食べることが8:2だったが、引退後が7:3とちょっとだけ食べることの方が多くなったと話した。

 また、「現役時代悔しかったことは?」という質問に宮里さんは「メジャーで勝てなかったこと」、浅田さんは「バンクーバーで失敗して2位に終わったことが悔しかった。オリンピックっていう一番大きい大会で、そこで完ぺきな演技をしたいと思ってたので。ソチの時もですね…」と2度の五輪で完ぺきな演技ができなかったことをあげていた。

 引退したらしたいことについて浅田さんは「旅行することとマラソンを走ること」とあげたのに対し、宮里さんは「前の年の夏に引退を決めるまでは次なにするか決めないと止められないと思っていたが、それじゃ踏ん切りがつかないから何も考えずにやめた」と話した。

 さらに、「引退を考えた瞬間」について話が及ぶと、宮里さんは自分が絶好調の時でもメジャーで優勝できず「自分が何となくプレーしているのが許せなくなって初めて引退というものを意識した」と振り返り、浅田さんはソチ五輪後1年間休養を取った後、「いざ、目標だったりやることがないと思うとすごく苦しくて、復帰してから1シーズンやったんですけど、今のスケート界と違う、自分が置いて行かれているような感覚になって、選手として勝てなくなったらやめようと思って決めました」と話していた。

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