稀勢、高安圧倒で17年締め「来年、いろんなこと生かせれば」

[ 2017年12月30日 05:30 ]

稽古納めで高安(右)と組み合う稀勢の里
Photo By 共同

 大相撲の横綱・稀勢の里が29日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で大関・高安との30番に及ぶ三番稽古を敢行した。鋭い踏み込みから右上手を引いて一気に出る相撲が目立ち、26勝4敗と圧倒。ぶつかり稽古では高安に何度も土俵に転がされるなど、背中にべったりと砂をつけて17年の稽古を打ち上げた。

 今年は初場所で初優勝を飾り、新横綱の春場所でも優勝。だが、春場所で負傷した左上腕などの影響もあって、その後は4場所連続休場を強いられた。浮き沈みの大きな一年を「いい勉強、いい修業をさせていただいた」と振り返った。「このケガが良かったと思えるように、また来年、いろんなことに生かしていければ」。再起を期す初場所(来年1月14日初日、両国国技館)に向け、年明けは2日から稽古を再開する。

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2017年12月30日のニュース