尾道 2年連続初戦突破 岐阜工に圧勝

[ 2017年12月28日 16:49 ]

 第97回全国高校ラグビー選手権に出場している広島県代表の尾道が岐阜工に57ー0で勝ち2年連続で初戦を突破した。

 開始早々の前半1分、ハーフラインの中央ラックから右に展開、相手陣10メートル付近でパスを受けた2年生のNo・8高武俊輔が独走して右中間にトライ。前回大会は右膝のケガで出場できなかった悔しさを晴らした。1年生時のポジションはチーム1の快足を生かすWTBだったが、コンタクトの強さを生かすNo・8にコンバートされて才能が開花した。元々バックスだっただけにライン参加もお手のもの。ここぞという時に大きくゲインする働きも見せた。

 フランカーの藤原創主将が超のつく真面目な性格。朝練前の午前4時起床で1時間半から2時間の勉強を続けており、チームの尊敬を一身に集めているのに対抗して高武は「キャプテンが4時起きならその5分前に起きて勉強する」という負けず嫌い。梅本勝監督は「藤原は毎日ですが、高武はたまに(勉強を)休む。気分屋なんです」と笑う、なかなかの大物ぶりをグラウンドで存分に発揮してみせた。

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2017年12月28日のニュース